フーラン村の課題

フーラン村の陶器生産者の収入は、北部陶芸地域の中では一番低いです。

The income of pottery producers in Phu Lang village is the lowest in the northern pottery region.

バッチャン焼は成功している…

ベトナムの陶器といえばバッチャン村のバッチャン焼。ベトナムのお土産物だけではなく、日本や海外にも製品が輸出され、6割は海外向けの需要として生産されていると言われ、最も成功している工芸村です。
生産だけではなく、観光地としても成功。陶芸体験などでも収入を得ています。

なぜ
同じ工芸村なのに
差が出るのか?

ベトナム フーラン村の様子

フーラン村で作られる水瓶、甕具などの大型の陶器は、プラスチックなどの軽量な素材に変わったり、類似の大型商品が出回ったり、低価格化の波により以前の大量発注や大量生産が年々減ってきています。陶器市場での需要に合っていない点が見受けられます。

ベトナム フーラン村の様子

陶器市場へ独自にアクセスするルートをもっていないため、バッチャン焼のように世界向けの生産・輸出はまだ少ないのが現状です。ベトナム国内だけの需要に頼っているため、大量に商品を製造しても売り先がない、商品が売れ残ってしまうという状態になっています。

ベトナム フーラン村の様子

フーラン村には少ないですが、国内外の観光客が訪れています。しかし、首都ハノイから約60キロ離れた場所にあるため、交通手段が必要です。まだ、観光バス等は走っていません。景観など本格的な観光地としての体制や交通の整備が整えられておらず、観光としての収入は多くありません。

なぜ?
同じ工芸村なのに
差が出るの?

ベトナム フーラン村の様子
ベトナム フーラン村の様子
フーラン村の豊富な資源
フーラン村の各地で見られる豊富な資源

始まりつつある

フーラン村に起こる危機

収入が減少

大量生産の商品との価格競争や商品の低価格化で、
受注も収入も減るという状態。
北部陶芸地域の中では一番低い

ベトナム フーラン村の職人は手先が器用

継承者の減少

現在制作している陶器の必要性や
収入源として成り立たないため、
継承者の確保が難しい。
窯元自体が他の職へ変更する現象も見られている

ベトナム フーラン村の職人は手先が器用

手作り工芸が途絶える

ガス窯での生産へのシフトという
工業化の波が押し寄せており、
伝統的な手作りの陶磁器文化が途絶えようとしている。

資源の枯渇問題

商品が無駄に余り、低価格化、
かつ陶土の大量消費が続き、
天然資源の永続的活用に影響を及ぼしかねない。

フーラン村では、今ある問題を放置ぜずに、時代の変化に対応していく必要に迫られているのが現状です。